自主研の起源

かんばん方式部課長自主研究会が語源です。
本社工場と上郷工場の部課長が自主的に集まり、チームを組んでテーマの工程を改善する研究会です。
私はまだ一担当者でしたが事務局としてはじめて参加して感動しました。
鋳物のバリ取りを多台持ちして、渡り歩いて行っている工程の改善で
「このバリ取り機のワークを前のバリ取り機の後ろへ持っていけ」
「ちょうど取りやすい位置にあるのになぜあんな遠くへ移すんだろう?」と思っていると
「前の機械が終わったら、次の機械用のワークを持って歩いてくれば、歩きながら手は取り付けやすい様に持ち替え、すぐ次の機械にセットできる」
「それを直前に置いておくと立ち止まり持ち替え等々時間を浪費する」というのです。
これだけで30%も生産性がアップしました。
部課長自ら現地現物で改善をする、これらが集まってかんばん方式を充実させていきました。

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