370年以上の伝統を誇る都市祭礼として、国の重要無形民俗文化財に指定され、「ユネスコ無形文化遺産」に登録された川越まつり。
祭りの形態は江戸の天下祭の影響を強く受け、絢爛豪華な山車が曳き廻されるようになります。
山車と並んで川越まつりに欠かせない囃子。 文化・文政時代に江戸から伝わったもので、源流は葛西囃子です。
流派は大きく分けて「王蔵流」「芝金杉流」「堤崎流」があります。 笛1人、大太鼓1人、小太鼓2人、鉦1人で編成されます。
川越まつりの最大の見どころは、山車が゛他の山車とすれ違う時、山車の正面を向け、町どうしの挨拶として曳っかわせ(囃子の儀礼打ち)を行います。交差点などでは複数の山車が集まり、舞台が回転して囃子の競演を行う様子が圧巻です。
特に夜の曳っかわせは、曳き手が提灯を掲げ、囃子方への声援が飛び交い、まつりのムードは最高潮に達します。
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